アルバイトの選び方講座では、これからアルバイトやパートで働きたいと考えている方向けに知っておくべき様々な情報を発信していくサイトです。

アルバイトの給料の額面と手取りの違い

バイト代をもらったときの給与明細を見ると実際の支給額と実際に受け取るお金との間に差があることがわかるはずです。様々な項目があり、増えたり引かれたりしているはずです。

このうち、給料として支給されている金額を「額面給与」、いろいろ増減されて最終的に現金として受け取ったり、銀行に振り込まれるお金を「手取り」といいます。

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収入の部

ここはプラスとなる部分です。

額面給料

額面給料は純粋なお給料になります。

時給の場合は「勤務時間×時給単価」になりますね。
仮に1か月に時給900円のアルバイトで150時間働いたとすると900円×150時間=135,000円になるはずです。

諸手当

諸手当というのは給与とは別に加えられる部分です。
代表的なものとしては「資格手当」「皆勤手当て」などがあります。

いわゆる年収という場合は、上記の「額面給与」に「諸手当」を加えたものの一年分となります。 大学生のアルバイトや主婦のパートなどにおける「扶養」の基準となるのはこの額面給与です。

たとえば、「学生アルバイト代103万円の壁と両親の扶養」でも書いていますが、大学生のアルバイトは年間で103万円を超えると親の扶養から外れてしまいますが、この基準になるのがこの部分です。

収入にはならない手当

代表的なものは「交通費」があげられます。
これらは性質的に収入ではないとみなされます。ただし、交通費に関しては税法上の条件を満たす必要があります(通勤距離など)。

ややこしいのですが、交通費は税法上は収入とみなしませんが、社会保険料の計算では収入とみなしています。

 

控除の部

手取りの給与というのは上記の額面に対して、プラスしたり差し引いたりする手当や控除の合計となります。

税金

税金は大きく所得税と住民税があります。
入社1年目の方は基本的に所得税のみ、2年目以降の方は所得税と住民税が差し引かれているはずです。

所得税
今年の収入に係る税金。目安として給料+諸手当が8万8千円を超えるとかかってきます。最終的には年末調整か確定申告で調整することになります。

住民税
去年の所得にかかる税金です。勤務先で源泉徴収される場合もあれば、個人の下に直接市区町村から納付書が届くケースもあります。

 

雇用保険料・社会保険料

雇用保険は週20時間以上働いている労働者の場合は加入しているはずです(学生除く)。雇用保険料は勤務先と労働者が折半して負担することになりますので、労働者負担分が給料から控除されます。

社会保険料は年金と健康保険です。法人の場合、正社員の2/3以上の労働時間・日数があれば加入するルールになっていますが、法令順守が徹底されていない会社では、条件を満たしていても加入させていないところもあります。
社会保険への加入については「アルバイトと社会保険 社会保険は加入が得?損?」で詳しく説明していますのでこちらも参考にしてください。

加入している場合は給料から「厚生年金保険料」と「健康保険料」が控除されます。

以上のプラスとマイナスを計算して最終的に出てくるお金が「手取り給与」となります。

 

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